皆さんこんにちは!
オンライン個別指導・オンライン学習塾「かもスク」の岡本です!
今日は「慶應義塾大学・総合政策学部(SFC)の入試傾向と対策」を紹介します!

慶應義塾大学・総合政策学部(SFC)の入試傾向と対策

◆英語の傾向と対策

◆配点と時間

・配点:200点
・試験時間:120分   
・大問数:3題

◆過去3年間の出題内容

2021年
[1]読解:空所補充、内容説明(「小売業における返品方針の重要性」)
[2]読解:空所補充、内容説明、内容真偽(「宇宙開発における利害関係」)
[3]読解:空所補充、内容説明、内容真偽、主題(「進化のミスマッチによる現代のりーだーシップの難しさ」)

2020年
[1]読解:空所補充、内容説明、内容真偽(「効率のよい駐車場のデザイン」)
[2]読解:空所補充、内容説明(「意思決定の際に大きな影響を与えるもの」)
[3]空所補充、内容説明、内容真偽(「生物多様英と絶滅の議論の背景にあるもの」)

2019年
[1]読解:空所補充、内容説明、内容真偽(「英語を話す力は外見で判断される」)
[2]読解:空所補充、内容説明(「貧困とは何かをを考えることの重要性」)
[3]読解:空所補充、内容説明、内容真偽、主題(「なぜ脳は決して問題を探し足りないのか」)

◆出題内容のまとめ

◎出題形式
全選択式(マークシート法)で、本文中の空欄補充問題が40分、読解に関する問題が全部で20問。

◎出題内容
読解英文:全体をきちんと読み通せば十分にその趣旨を理解できるものも多いが、やや抽象的なテーマが扱われることもある。語彙レベルはかなりの高水準の出題がされている。
空所補充問題:単なる語句・文レベルにとどまらず、文章全体の内容・論理構成まで読み取れるかどうか、いわば真の読解力が試される。
読解に関する問題:選択肢に関しては、内容がしっかり理解できていれば、紛らわしいものはほとんどないが、語彙力に不足があると内容が十分に把握できなくなってしまうことも少なくない。

◎難易度
120分でこの分量の英文を読み通すのは、それ自体かなり難しい。
構文・文法:特に難解なものはなく平常の学習で十分対応可能。
語彙・熟語:高レベルなので、意識的に学習を進めないと得点を伸ばすのは難しい。
読解:対応箇所が指定されているものなど明瞭なものも多いが、かなりひねった設問も見られる。設問自体も語彙レベルが高い。”

◆英語の傾向と対策

◎高レベルの語彙・熟語力を身に付ける必要があり、市販の単語・熟語集であれば最高レベルまでやり抜くぐらいでちょうどよい。
◎ある程度の背景知識があると、長文読解はかなり楽になる。
→月に一冊程度は衛材楽屋心理学を含む社会科学・人文科学系の親書や古典を読もう。
→新聞(日本語でよい)の政治・経済・国際面を読もう。
◎関係詞・準動詞・時制などは特に重要。

慶應義塾大学・総合政策学部(SFC)の数学

◆数学の試験概要

・配点:200点
・時間:120分
・大問数:6題

◆過去3年間の数学の出題内容

2021
[1]確率:場合の数と確率
[2]三角関数と式:tanの値、加法定理、相加平均と相乗平均の関係
[3]図形と計算:円が接する条件、余弦定理
[4]図形と方程式、積分法:円と放物線でかこまれた図形の面積
[5]確率、数列:場合の数と漸化式
[6]確率分布:期待値の応用

2020
[1]小問2問:(1)扇形の面積(2)不定方程式(平方数)
[2]場合の数:順列・組合わせと関数の個数
[3]図形と計算:円が接する条件、余弦定理
[4]数列:シャッフルによる移動を表す関数
[5]積分数:絶対値記号を含む定積分の計算
[6]確率:反復試行の確率、確率の大小比較

2019
[1]場合の数:同じものを含む順列
[2]確率:反復試行の確率と期待値
[3]図形と計量:立体の体積
[4]積分法:放物線で囲まれた図形の面積の最大値
[5]数列:数列の和の等式の証明
[6]数と式:条件付き最大値、相加平均と相乗平均の大小関係

◆数学の出題内容まとめ

◎出題形式
全問空所補充形式で、空欄にあてはまる数字またはマイナス符号をマークする形式(マークシート法)。選択肢が設けられている場合もある。

◎出題内容
頻出項目:微・積分法、場合の数と確率、図形と方程式、数列。
内容:例年1題か2題は型にはまらないユニークな問題が出題されており、大威を読み取って解決する、縦断な思考力が求められている。

◎難易度
例年、ユニークな問題が多く、理解に時間を要する場合があるので高得点をとるのは容易ではない。柔軟な思考力、論理的思考力の要請が不可欠であり、理系学部なみの準備をしておく必要がある。”

◆数学の傾向と対策

◎参考書の模範解答などを参考にして、工夫をして計算の簡略化図るを練習もしておきたい。
◎常に難問1題を携帯し思考を巡らすことも、柔軟な思考力の養成にはきわめて効果的。
◎ユニークな問題は、環境情報学部でも出題されている。また、誘導に従って解く形式にものも多く、マークの仕方も独特であるので、これらに慣れる意味でも他学部の過去問にも目を通しておきたい。

慶應義塾大学・総合政策学部(SFC)の小論文

◆小論文の試験概要

・配点:200点
・時間:120分
・大問数:1題

◆過去3年間の小論文の出題内容

2021
定性分析の試み(図)
(1)実施された政策と目的、各アクターの利益・理念・制度の指摘
(2)課題のフレーミングと課題の構造の図示
(3)意見論述(800字)”

2020
民主主義の危機(グラフ)
(1)理由説明(400字)
(2)資料読解(200字)
(3)内容説明(200字)
(4)意見論述(400字)”

2019
グローバルリスクを読み解く(グラフ・統計表・図・分布図)
(1)資料の選択
(2)資料に基づく理数の概要説明(400字)
(3)リスクとなる事例の提示および概要説明(200字)
(4)理由・変化・リスク・好機について資料の読解および論述(400字)

◆小論文の出題内容まとめ

◎出題形式
要約・説明・意見論述問題を中心に、計算や図示する問題も出題されている。論述字数は年度によりばらつきがある。
◎出題内容
時事的な社会問題に通じるテーマが出題されやすい。
年度によっては多数の統計表やグラフの分析が求められることもあり、英文の資料が含まれることもある。
問題を構造的に分析させ、場合により解決方法や新しいヴィジョンの提案をさせるという出題の方向性はほぼ一貫している。それに加えて、総合政策学が採る具体的なアプローチ方法への理解が必須であるという点が最大の特徴。
◎難易度
入試の時点で、具体的な政策への評価や、今後のヴィジョンを提示できるような分析力・構成力が求められる点が難しい。資料の内容自体はそれほど難しくはないが、議論の軸を見失うと読解にとまどってしまうような文章や、資料の多さに圧倒されるような場合もある。
資料も多く、回答する分量も多いので、120分という試験時間は、決して余裕があるとは言えない。”

◆小論文の傾向と対策

◎例年、「政治・経済」「現代社会」といった公民の科目の知識がないと満足できる解答を書けない問題が多い→これらの科目で学習する内容は確実に理解しておきたい。
◎有権者としての知識はもちろん、政策立案者や政策評価者としての、より分析的な目線や問題意識をもつことが求められる。
◎課題文読解型で政治・経済をテーマにもつ小論文を集中して練習しよう。
◎過去問や、傾向を同じくする国公立大学の後期入試の過去問でトレーニングを積むことが必要。
◎個別の教科の学習や時事問題に対する意識に加えて、総合政策学部への理解や志望を明確にしておく。
→入学案内のパンフレットや総合政策学部のHPを熟読して、総合政策学部とは何かをよく理解する必要がある。

まとめ

慶應義塾大学・総合政策学部(SFC)の入試傾向と対策、いかがでしたか?
慶應義塾大学・総合政策学部(SFC)の合格を目指す生徒は、遅くとも高3の7月には一度は過去問に目を通しておきましょう!

ただし、学校の授業や課題を勉強するだけでは慶應義塾大学・総合政策学部に特化した対策はできません。

慶應義塾大学に合格するために、慶應義塾大学・総合政策学部に求められることはどのような力か?慶應義塾大学・総合政策学部に合格するために何をするべきなのか?をしっかりと自分で考え、入試科目ごとの学習を進めていきましょう!

オンライン学習塾「かもスク」では、慶應義塾大学・総合政策学部を志望する皆様の状況やお悩みにあわせて全力で対応します。

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引き続き、体調管理には気をつけていきましょう!